電力の自由化の波が、私の住む四国へも押し寄せています。
過日ですが 松山市の教育委員会が市立中学校29校で利用する電力の供給者を競争入札で決定しました。2月に実施した1回目の入札では予定価格に見合わなかったため、改めて2回目を実施して落札者が確定。落札した新電力の入札額は四国電力の提示額よりも ナント年間で500万円も低かったんです。
さて 本題です。
稼働した太陽光発電所の収益をアップする方法として
売電先を、電力会社からPPS事業者(例;エネット、日本ロジテック協同組合 等)に
変更するという方法があります。
(以前は、低圧は難しかったのですが 高圧での案件が思うように伸びない事もあり取り扱って頂けるようになりました。)
この結果、ナント発電事業での買い取り単価が40円なら41円に、36円なら37円に
32円なら33円と1円アップします。(代理店さんによってプレミアが 0.5~1.5円位の幅がありますが…)
この結果、おおよそですが1メガのオーナーさんなら 売電収入が1年で100万円程度もアップします。50kwなら5万円程度ですが、やらない手はありません。
施設の売却を前提とすれば、売却価格は
1メガ当たりで2000万円から4000万円程度もアップしますヨ。(50kwでも100~200万円高く売れます!)
であれば、良いことばかりのように聞こえますが 全くリスクがないものではありません。
例えば、買い取り期間中に、PPS事業者が経営破綻に至った場合、売電収入の
一部を回収できない可能性は否定できません。(汗~)
電力会社の信用リスクとPPS事業者との信用リスクを比較すると、一般的には
電力会社の信用リスクの方が低いと言えますよね。
であれば、PPS事業者を売電先に変更すれば、売電債権の信用リスクが 高まることとなります。
でもご安心下さい。
仮に倒産した場合などは、また大手電力会社に変更すれば良いだけですヨ。(笑)
【追伸】プレミア価格のからくり・・・
例えば40円の権利であれば PPS事業者は一般電気利用者から徴収した賦課金を 約30円受け取れるので1kwh当たり約10円で電力を仕入れることができます。
電力の取引所では1kwh当たり約13~20円で取引されています。
PPS事業者は顧客を持っていなくても最低価格の取引所にて売買すれば良いんで 1kwh当たり差額の3~10円程度の売買益になります。
だから 0.5~1.5円のプレミア価格をつけても十分利益がでるんです。
ズルいですが、発電所を持たなくても済みますので 人の褌で相撲を取る感じですネ。
尚 プレミア単価で買い取っている大手企業はオリックス・ソフトバンク・エナリス等があります。
さあ これからは、ますます競争激化しプレミアの上昇になるんでは?ないでしょうか。
以下 中国大家会さんからのメールマガジンを転載します。
お問合せは 直接 代表の佐々木さんまでお願いします。
賃貸経営お疲れ様です。
以上
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